■1. 先行入力と猶予の違いって?
KOFシリーズでは、技を出すときに「先行入力」と「猶予フレーム」という2つの大事な要素があります。これらをちゃんと理解していないと、ゲームでうまく技が出せないこともあります。
先行入力:
たとえば、キャラクターが起き上がり動作中など、まだ動けない間に必殺技などを先に入力しておくことで、動作が終わった瞬間にすぐ技を出せるようにするための入力のことです。
猶予:
これは、狙った行動(例:起き上がりに最速で無敵技を出す、弱攻撃→弱攻撃の連続技を成功させる)を実行するために認められている、タイミングの余裕のことです。
■2. よくある誤解:「猶予がある=先行入力ができる」
よくある誤解として、「猶予があること」と「先行入力ができること」を同じ意味だと考えてしまうことがあります。これを間違えて理解すると、狙った技が出せなくて困ることがあります。
たとえば、KOF2002の例を見てみましょう。
KOF2002の最速通常技の例:
このゲームでは、硬直が解けた瞬間に通常技を最速で出したいとき、「猶予」がほとんどありません。つまり、ボタンを押すタイミングが1フレームでもずれると、最速で通常技が出ません。ただし、硬直から通常技を出すためには、5フレーム前にボタンを押しておく必要があります。
つまり、この場合は「猶予はないが、先行入力が必要」という状況です。
■3. 先行入力を理解する意味
先行入力のタイミングを理解することで、技を出すタイミングを正確に調整しやすくなります。これが、成功率を上げる鍵となります。
■4. 猶予を理解する意味
猶予の長さを理解することで、狙った行動が成功しやすくなります。たとえ猶予が1フレームでもあれば、それを意識することでかなり安定して技が出せるようになります。
■5. 正しい理解でうまくプレイしよう!
「猶予」と「先行入力」は誤解しやすい部分ですが、「先行入力ができるか」だけではなく、「猶予がどれくらいあるか」を正確に意識して、技を入力してみてください。